- 鶏むね肉を室温に15分置く
冷蔵庫から出してすぐ加熱すると、外は火が通りすぎて 中心だけ生 になる。急ぐときでも10分は置く。 - 皮を取り除く
端をつまんで引っ張れば、包丁をほとんど使わずにはがせる。取った皮は捨てずに取っておく(手順6で使う)。皮つき280gなら、ここで 正味250gほど になる。 - 厚い部分を開いて、厚さをそろえる
皮のあった面を下にして置き、厚いふくらみに 包丁を寝かせて(まな板と平行に)横から切り込みを入れ、切り離さずに本を開くように左右へ倒す。全体が 1.5〜2cmの均一な厚さ になればよい。
うまく開けないときは、厚い部分に深さ1cmの切り込みを2〜3本入れるだけでもかなり違う。
ここを省くと、薄い側がパサつき、厚い側の中心が生のまま、という失敗になる。 - フォークで全体を10か所ほど刺す
両面から。火の通りがさらに均一になり、下味も入る。 - 砂糖2g → 塩2g の順にすり込む
順番が大事。砂糖を先にすり込むと水分を抱え込み、しっとり仕上がる。塩を先に当てると水分が出てしまう。 - 耐熱皿にのせ、皮をかぶせ、酒15gをふってラップ
開いた肉を耐熱皿に平らに広げ、手順2で取った皮を上にかぶせる。酒15g(大さじ1) を全体にふり、ラップは ふんわり かける(ぴったり密着させない)。 - 600Wで1分30秒 → 裏返してさらに1分30秒
開いて薄くしてあるので、開かない場合より短くする(下の早見表を参照)。加熱しすぎると一気に硬くなる。 - ラップをしたまま10分放置する
ここで開けない。余熱でゆっくり中まで火が通り、これがしっとり仕上がる決め手になる。10分後、いちばん厚い部分を切って中心がピンクなら、ラップをして 600Wで30秒ずつ 追加する。 - 皮を外し、出た汁ごと冷ます
かぶせていた皮を取り除く(役目は終わり)。肉は皿に出た汁に戻したまま冷ます。汁を捨てると乾いてパサつく。粗熱が取れたら 汁ごと保存容器へ。
加熱時間の早見表(600W)
正味重量(皮を取ったあとの重さ)で選ぶ。
| 正味の重さ | 開いた場合 | 開かない場合 | 放置 |
|---|
| 250g(基本) | 1分30秒 × 2回 | 2分 × 2回 | 10分 |
| 300g | 2分 × 2回 | 2分30秒 × 2回 | 12分 |
- 開くと熱が早く入るので、開かない場合より 片面30秒ずつ短く する。同じ時間だと硬くなる。
- 500W なら時間を1.2倍、700W なら0.8倍にする。放置時間は変えない。
- 表の数字のうち、実際に確かめてあるのは 「250g・開かない・2分×2回」 だけ。ほかは熱の入り方から割り出した目安なので、必ず手順8で中心を確認すること。
皮つきの重さから正味を出す
パックの表示は 皮つきの重さ。皮は全体の約1割。
| 皮つき(表示) | 正味の目安 | 砂糖・塩 | 酒 |
|---|
| 280g | 250g | 各2g | 15g |
| 300g | 270g | 各2.2g | 16g |
| 330g | 300g | 各2.4g | 18g |
コツ/保存
- 切るときは繊維を断つ方向に … 縦に走る筋を横切るように切ると、やわらかく感じる。冷やし中華やサラダなら 手で裂く ほうがたれがからむ。
- 長ねぎの青い部分を一緒に置く … 加熱するとき皿に添えると臭みが取れる。長ねぎを使うレシピの残りがちょうど使える。
- 保存 … 汁ごと密閉容器で 冷蔵3日。冷凍なら 2週間(裂いてから小分けにすると使いやすい)。
- 取った皮を使いたいとき … 手順9で外した皮を、油をひかずフライパンの弱火で7〜8分、出てきた脂を拭きながら焼くと 鶏皮せんべい になる。塩少々(約0.3g)。脂が多いので毎回やるものではない。
コストの目安(鶏むね肉1枚・皮つき約280g)
| 食材 | 使用量 | 単価の出典 | 金額 |
|---|
| 鶏むね肉 | 1枚(皮つき約280g) | 実勢228円/1枚(2026-09-16 サミット東中野店) | 228円 |
| 砂糖・塩・酒 | 一式 | 推定 | 約5円 |
| 合計 | | | 約233円 |
| 仕上がり100gあたり | (仕上がり約200g) | | 約117円 |
安く抑えるなら
- 市販のサラダチキンとの差 … サラダチキンは約200円/110g(推定)=100gあたり約182円。自作は 100gあたり約117円 なので、110gあたり70円ほど安い。
- むね肉は特売の日にまとめ買い … 2枚パックで買って、1枚は蒸し鶏、もう1枚は炒めものに回すと無駄がない。
- 冷凍保存が効く … 裂いて小分け冷凍しておけば、冷やし中華やサラダにすぐ使える。
仕上げ
そのまま食べるなら、ごま油を数滴 と 白ごま少々 で中華風、オリーブオイルとこしょう で洋風になる。 皿に残った汁は捨てずに、スープや和えものの隠し味 に使える(塩分があるので味つけは控えめに)。