- 下ごしらえ
豚ロース200g は5cm幅に切り、片栗粉4g(小さじ1と1/2) を薄くまぶす(肉汁を閉じ込め、たれの絡みもよくなる)。玉ねぎ160g(約1個) は繊維に沿って1cm幅のくし切りにする(繊維に沿って切ると煮崩れず、歯ごたえが残る)。にんにく5g(1片) は粗みじんにする。 - 合わせ調味料を先に作る
小さい器に、しょうゆ12g(小さじ2)・酒10g(小さじ2)・みりん8g(小さじ1と1/3)・砂糖1g(小さじ1/3)・塩1g(小さじ1/6弱) を入れて混ぜておく。炒め始めると一瞬で終わるので、必ず先に用意する。 - 豚肉を焼く(8割で止める)
フライパンに サラダ油8g(小さじ2) を熱し、豚肉200g を重ならないように広げて強めの中火で焼く。焼き色がついたら返し、8割ほど火が通ったら一度取り出す。このあとたれでも火が入るので、ここで焼き切らない。 - カレー粉の香りを油で出す(最重要)
フライパンを弱火に落とし、残った油に にんにく5g(1片・粗みじん) と カレー粉2g(小さじ1) を加えて 20〜30秒 混ぜる。粉っぽさが消えて香りがふわっと立てばOK。
火が強いと5秒で焦げて苦くなるので、必ず弱火で。この一手間で「粉っぽいカレー味」が「ちゃんとしたカレー炒め」に変わる。 - 玉ねぎを強火で焼きつける
火を強火にして 玉ねぎ160g(約1個) を入れ、2分半〜3分 炒める。あまり動かさず、面に焼き色をつけるイメージで。ふちが茶色く色づいて、まだ中心に軽い歯ごたえが残る状態がベスト。
玉ねぎだけの構成なので、この焼き色が香ばしさの担当になる。しんなり炒めるだけだと甘さだけの平板な味になるため、焦らず色をつけること。 - 肉を戻してたれをからめる
取り出した豚肉を戻し、合わせ調味料全量(しょうゆ12g・酒10g・みりん8g・砂糖1g・塩1g) を鍋肌から回し入れる。強火のまま 30秒〜1分 で手早くからめ、汁気がほぼなくなったら火を止める。好みで 粗挽き黒こしょう少々(約0.2g) をふる。
コツ・保存
❗ 失敗しないための3点
- カレー粉は弱火で20〜30秒。粉なので焦げるのが一瞬。ここだけ集中する。
- 玉ねぎは動かしすぎない。強火で面を焼きつけて香ばしさを出す。
- 肉は一度取り出す。玉ねぎと一緒に炒め続けると確実に固くなる。
- 赤缶の辛さ:赤缶は香り主体で辛味は控えめ。2gなら辛いものが苦手でもまず問題ない。心配なら 1.5g から始めて次回調整する。
- 甘くなりすぎたら:玉ねぎのみの構成は甘みに寄りやすい。仕上げに黒こしょうを気持ち多めにするか、レモンを搾ると後味が締まる。
- もっとまろやかにしたいとき:合わせ調味料に ケチャップ4g を足すと、酸味と甘みで一段やさしくなる(塩分はほとんど増えない)。
- コクを足したいとき:仕上げに バター3g を火を止めてから溶かすと、カレーの香りが丸くまとまる。
- 保存 … 冷蔵で2〜3日。冷めてもカレーの香りが残るのでお弁当のおかずに向く。温め直しはレンジで軽く(温めすぎると肉が固くなる)。
仕上げ・盛り付け
平皿に高さを出して盛り、レモンのくし形を添える。レモンを搾るとカレーの重さが切れて後味が軽くなる。 ご飯はもちろん、バターロールに挟んでもおいしい。
メモ
- 元案は新疆風のクミン炒め(孜然炒め)。クミンホール2gを油で弾けさせる作り方で、香りは強烈だが好みが分かれる。カレー粉はクミンを含みつつブレンドで角が取れていて、「カレーの味」として認識されるぶん格段に食べやすい。
- 長ねぎを加える版:玉ねぎを80gに減らし、長ねぎ80g(斜め1cm切り)を足す。手順5で玉ねぎを1分半炒めてから長ねぎを加えて1分、長ねぎは軽く焼き色がつく程度で止める。総重量360gは変わらないので調味料はそのままでよい。焼きねぎの香ばしさが加わって、より複雑な味になる。
- 辛い方向に振りたい日は、手順4で粗挽き唐辛子0.5g を一緒に加える。取り分けたい場合は、別の小鍋でサラダ油6g+クミンシード1.5g+粗挽き唐辛子0.5gを弱火30〜40秒で香味油を作り、自分の皿にだけ回しかけるとよい(土台はそのままで一人分だけ新疆風にできる)。
- 豚ロースの代わりに豚こま切れ肉でも作れる。その場合は片栗粉を5gに増やすとまとまりがよい。